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和名:キヌガサタケ

学名:Dictyophora indusiata

英語:Mushroom

特徴

  夏に竹林中に奇異な形で生ずり、約十センチメ-トルの円柱状白色蝋質の茎の上端に鐘形の頭部を有します。表面に網状の突出があります.表面全体を覆う緑褐色の粘液は無数の胞子をふくみ、悪臭を放ちます.また茸の傘の下から白色の網状のマントを垂下します。 「キヌガサタケ」は、このあたりでも珍しい、大変優美な姿をした「森の妖精」のようなキノコです。日本では「コムソウタケ」とも呼ばれているそうですが、絶滅危惧種に指定されていて大変珍しいキノコだそうです。西欧では、「キノコの女王(Queen of Fungi)」と呼ばれているそうですが、ヨーロッパにはないものだそうです。中国では、高級食材として利用されていています。

利用:

キヌガサタケは、胞子を風で飛ばす種類のキノコではありません。グレバと呼ばれる異臭を放つ粘液質の胞子ペーストでハエ誘き寄せ、あちらこちらに胞子を運んでもらいます。その臭いを洗い落とす為、流水で充分にさらします。珍味と呼ばれるものは皆、下拵えに時間が掛かりますね。海燕の巣、熊の掌、干しナマコなどなど。