和名：アミガサタケ

学名: Morchella esculenta

英名:   Dried mushroom

特徴　

  子嚢菌門アミガサタケ科アミガサタケ属に分類されるキノコです。その姿が網笠に似ていることからアミガサタケ（網笠茸）と名付けられたのです。日本では、ごく稀に見つかることがありますが、発育条件が難しくて人工栽培がまだ成功していないためほとんど目にすることはありません。それで、長く保存できる乾燥品がよく売られています。

利用方法　

  アミガサタケは肉質が脆いが、ゆでると弾力が出てしこしことした歯触りがあります。バターを使ってじっくり煮込む料理との相性が良いため、欧米とくにフランスではモリーユの名で親しまれ、第一級の食用キノコとして珍重されます。中国ではアミガサタケは羊肚菌と呼ばれ、医食同源の代表的食材として珍重されています。

成分と効能　

  体中の蛋白質は20種類のアミノ酸からなってきたものです。アミガサタケだけはその中の18種類が含まれています。ある研究によると、アミガサタケに含まれるアミノ酸の含有量は40%以上も達すると言います。その中でも、特に必須アミノ酸と言われる8種類のアミノ酸がその半分近く含まれています。アミガサタケの栄養価は牛乳や肉などのに当たっているため、国際的には健康食品と称されています。